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長野県諏訪地方で最も有名な日本酒と言えば…「真澄」!七号酵母誕生の地としても名高い名醸蔵です。

個人的に長野県の諏訪地方には大変縁があり、

年に1度に近いくらいのペースで北海道から足を運んでいます。

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それはもちろん美味しいお酒や食事があるからというのも大きいですし、

顔見知りになった料理屋さんや旅館の女将さんがいるから、

というのもあります。後は諏訪大社という、独自の歴史を持つ

神社があるというのも大きいですね。

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またそれとは別に、諏訪地方が酒蔵の多い酒どころである、

というのも足を運ぶ理由の一つになっています。

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そんな諏訪地方で最も有名な酒蔵といえばやはり「真澄」でしょう。

日本酒マニアには「七号酵母を産んだ蔵」として。

そうでない方もこの蔵のお酒をデパートなどで見た方は多いのではないでしょうか。

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この「真澄」のお酒、長野のお酒らしく

「端麗辛口」でも「濃醇旨口」でもないんですよね。

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飲んでみるとわかると思いますが、

新潟の日本酒のように超すっきりという感じではないですし、

かといってべたべた甘いわけでもありません。

では山陰や北陸の日本酒のように、酸が強く旨みが長く残るタイプか?

と聞かれると、そういうわけでもないんですよ。

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ちょうど中庸と言いましょうか、

フルーティさも、酸も旨みも適度にありつつ、けしてべたつかない。

極端に個性的なタイプではないんですが、かといって他地域に

このタイプと似た日本酒が山ほどあるわけでもないという、

なんとも謎めいたポジション。

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これが何を意味しているかというと、

個人的には長野県の食文化が他地域と比べかなり独特、

というのが関係しているのかなと思います。

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例えば昔の日本では四足の生き物を食べることは許されていませんでしたが、

諏訪地方のみ「鹿食免(かじきめん)」と称して、鹿を狩猟して食べてもOKという、

特殊な許可が江戸幕府からおりていました。

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他にも蚕の佃煮やイナゴ、蜂の子、ざざむしなどの昆虫食、

蕎麦などの救荒作物を使用した「おやき」など、

長野県には特殊な食文化がしっかりと根付いています。

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そしてですね…

これらの食べ物と長野の日本酒を合わせると…

めちゃめちゃ合うんですよ…!!!!!!!!

 

鹿の肉も昆虫類も、蕎麦も、

どれも白米やタイなどの白身魚に比べると、

味が複雑で濃いですよね。

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恐らくですが、そういった食生活に合うように

長野(諏訪地方)の日本酒もできているのかなと。

単品で諏訪の日本酒を飲んでも割と「ふーん」という感じなんですが、

地元の食と合わせるとその美味しさに鳥肌が立ちますよ。

 

この地域は食べ物の個性が強い分、ワインで言う

「マリアージュ」を意識した日本酒を醸すようになったんでしょうね。

それを堪能するには、やはり地元の食をお取り寄せするのが最適かと(笑)。

 

 

というわけで、「真澄」の日本酒を幾つか見繕ってみました。

機会を見て、これらは個別に特集していこうかなと思います。

長野のどんなおつまみに合うのか、試してみたいですしね。

 

一番良く見るのがこのタイプ。首都圏でも買えるはず。

説明文もこのお酒の特徴をしっかり言い当てていると思います。

 

こちらは純米酒

長野のお酒は決して極端に香り高いわけではないんですよね。

きちんと吟醸香はあるんですが、それが食事を邪魔するほどではない。

その辺のバランスが、この地域の食文化とフィットしているのかなと。

 

 

これは飲んだことがありません…!

長野のひやおろしかぁ…美味しいことは間違いないですよね。

自分でリンクを貼っておきながら、自分で買ってしまいそうです(笑)。

 

 

これはちょっと変化球。

アルコール12度の軽いタイプで、日本酒が苦手な方にも受け入れられそうですね。 

  

 

「真澄」で最もハイクラスのお酒がこの「夢殿」。

純米大吟醸の実に美味しいお酒ですが、

実は真澄発祥の7号酵母は使われていません。

 

 

というわけで「7号酵母」を使ったお酒をご紹介。

こちらはオーソドックスな純米大吟醸で、素晴らしい香りとキレです。

長野のお酒らしい味わいが楽しめるはずです。

 

とまぁ、「真澄」は商品のラインナップも豊富なので、

個別に特集していく価値はあるでしょうね。

たまに取り寄せて、記事にしていこうと思います。

 

 

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