地味ながらも島根らしさを感じる日本酒「国暉(こっき)」。
「獺祭(だっさい)」や「十四代」など、フルーティで香り高く、
かつ最初の舌触りに甘みを感じる日本酒が流行る中、
決して派手ではないものの、安定した酒質を保っているのが
どちらかというと濃い味で、口に含むとガツンと来るお酒が多いです。
特に「強力(ごうりき)米」を使っているお酒はその傾向が強いですね。
松江市の酒蔵の中で最も有名なのは「李白酒造」だと思いますが、
こちらのお酒もなかなかパンチが強いものが多いです。
そんなお酒が多い中、飛び抜けて個性が強いわけでもなく、
かといって「う~ん?」と思うほどまずいわけでもない、
地味ながらも昔ながらの日本酒好きが「あぁ、美味いねぇ…」と、
思わずため息混じりに言ってしまいそうなのが「国暉」のお酒。
本醸造(または純米)と地元ならではのおつまみを買って、
旅館の一室でちびちびやりながら旅情に浸ってほしい、
そんな郷愁を誘う、なんだか懐かしい味のお酒でした。
國暉(国暉) 特別純米 佐香錦 720ml 國暉(国暉)酒造 コッキ |
ちなみにこちらの蔵はほとんど活性炭を使っていないそうです。
(これを使うと酒が透明になるんですが、逆に旨味成分は少なくなります)
國暉(国暉) 自然しぼり大吟醸 720ml 國暉(国暉)酒造 コッキ |
もちろん華やかな香りが魅力の大吟醸もありますし、
とても高級感ある味わいでオススメではあります。
ただ、やはり価格が高いですし、なんとなくこの蔵の魅力をしっかり
伝えるなら普通酒・本醸造・純米酒あたりがいいかなぁと思いました。
山陰地方特有の「あごちくわ(トビウオのちくわ)」をつまみに、
国暉のお酒を一杯、なんて最高に旅気分を味わえると思います。
島根に旅行をされた方はぜひ試してみてください。
「あ~、懐かしい…」
と当時の気分を思い出せるはずです。
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引っ越し先はまだ荷物が片付いていないような状態ですが、
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